お墓参りの豆知識(最低限編)
家族やそれ以前のご先祖様がお墓に眠っているならば、お盆や命日など機会があればお墓参りをして供養をするのが風習です。
そこで知っておきたい豆知識ですが、まずどのような服装にするべきなのかということで、わざわざ喪服にする必要はなく普段着で大丈夫です。
しかし、お墓に手を合わせるのに、あまり衛生的ではない服だと、お墓に眠っている人たちに失礼ですし、お寺にいるお坊さんやよそのお墓参りをしに来た人と出会うかもしれないので身だしなみは整えたほうがいいでしょう。
お墓参りをするときには花やお供え物も用意しておいたほうがいいです。
花については、周辺の花屋にいけば仏花として花束が置かれていることが、それを買えば問題ありません。
故人の好きな花があったならば、それを用意してもいいです。
ただし、バラなど棘のある花はお墓参りには良くないと言われています。どうしても棘のある花を供えたいときには、花屋で棘を切ってもらうようにしましょう。
お供え物は何がいいのかというと、一般的に用いられるのは食べ物です。
故人が好きだった食べ物や季節のフルーツなどが最適です。
逆にいくら好きでも仏教でタブーとなっているにんにくやニラなどの五辛、肉や魚と言ったなまぐさはお墓に供えるべきではありません。
五辛は性の対句食べものとして仏教の修行を邪魔するといわれていますし、肉や魚は殺生をするので良くないのです。
お添え物は、一度墓前に置いたら帰る前に持ち帰りましょう。
そのままにしておくと腐ってお墓が汚れますし、動物が寄ってきて荒らすかもしれません。
家でペットを飼っているときには、一緒にお墓参りに連れていきたいと思う人もいるでしょう。しかし、霊園などによってはペットの同伴が出来ないこともあります。
事前に問い合わせをして駄目ならば留守番や誰かに預けるといった配慮が必要です。
これらの豆知識を知っておけば、お墓参りをする上で故人に失礼をすることは防げます。